社会保険労務士の試験の科目の中では「大切だ」とされている法律はいくつもありますが、社会保険労務士の近年の試験科目を詳細に検証していく中で、「問題の複雑化や難易度上昇がとみに激しい」という評価を下せる科目のひとつが、この「労働者災害補償保険法」だろう。
具体的な事例をあげての問題・解答となったり、読み取りを間違えやすい問題分が目立ったりと社会保険労務士の本試験で何かと苦労が絶えない科目でもありますね。

労働者災害補償保険法という科目の、この数年の社会保険労務士の試験での特徴を並べると次のようになるでしょう。

適用事業等

→この法律がどんな場合にだったら適用されるのか、その範囲を問うような問題が多いです。

給付基礎日額

→保険給付の日額の計算方法に違いがありますから、それを把握した上で、特例の種類とその違いにまで理解を広げておくことが望ましいです。

保険給付

→これがいちばんの難関かもしれません。
とにかく種類が豊富にありますからたいへんですが、すべての保険給付の種類の名前だけでなく、それぞれで必要な手続きや、支給される金額の区別もできるようにしておきましょう(支給要件についてはもちろん基本中の基本です)。
しかも、おそらくこの科目の社会保険労務士本試験の択一式の問題の半分以上が、ここから出される可能性が高いですから。

特別加入

→あまり世間で知られていない部分でもあるため、人によってはそれまでの自身の常識を覆すようなつもりで取り組まなければならないかもしれません。
実は、労働法は全般的に労働者にしか適用されないことになっていますが、一部に例外もあるのです。
この法令では、「どんな場合に特別な例として範囲に含められるのか」を覚えていくことになりますね。

ここまでは特別に重要そうな要点を列挙しましたが、この科目からは社会保険労務士の本試験で以下の条文についても出題される可能性は低くありません。
不服申し立て、訴訟
社会復帰促進事業
損害賠償との調整
時効 業務上災害の認定

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